センターだより
県内各地で中学校教諭等初任者研修を実施しました
6月3日(火)に中学校教諭等初任者研修を実施しました。
第2回は千葉県総合教育センター、きらり鎌ケ谷市民会館、東上総教育事務所、安房教育会館の4か所で対面開催しました。
今回の研修では、各教育事務所の指導主事や各地域のミドルリーダーとして活躍する教員を講師に招き、学級経営・人間関係作り、特別活動の意義と実際、いじめの対応・不登校への支援の基本、豊かな心を育む道徳教育について学びました。
研修の様子
新任校長研修・新任教頭研修を開講しました
5月23日(金)に新任教頭研修、5月30日(金)に新任校長研修を開講しました。
これらの研修は、新任の校長及び教頭を対象に、特色ある教育活動の推進や喫緊の教育課題に組織的に対応する等、適切な学校経営(運営)を推進するための学校経営(運営)能力や危機管理能力等の向上を図ることを目的とした研修です。
新任教頭研修では、千葉県教育施策、ハラスメントの防止、特別支援教育の現状と課題等についての認識を高めました。
また、新任校長研修では、チーム学校の具現化、安全・安心な学校づくり、ICT利活用の推進等についての理解を深めました。
研修の様子
県内各地で小学校教諭等初任者研修を実施しました
5月21日(水)に小学校教諭等初任者研修を実施しました。
この研修は、新任教諭等(初任者)に対して1年間の研修を実施し、実践的指導力と使命感を養うとともに幅広い知見を得ることを目的とした悉皆研修です。
開講式はオンデマンド開催でしたが、第2回は千葉県総合教育センター、きらり鎌ケ谷市民会館、東総教育会館、東上総教育事務所、安房教育会館の5か所で対面開催しました。
今回の研修では、各教育事務所の指導主事や各地域のミドルリーダーとして活躍する教員を講師に招き、授業づくりと学習指導のポイント、教育相談の理論と進め方、学級経営・児童との人間関係づくり、特別活動の意義と実際について学びました。
初任者研修は、幼稚園等、中学校、高等学校、特別支援学校の教諭等、栄養教諭、養護教諭に対しても実施し、初任者の成長をサポートします。
研修の様子
小・中・義務教育学校講師のための指導力向上研修を実施しました
5月19日(月)に小・中・義務教育学校講師のための指導力向上研修を実施しました。
この研修は、教職経験が2年未満の臨時的任用教員を対象に、教師としての基礎的知識・技能及び実践的な指導力と資質の向上を図ることを目的とした推薦研修です。
今回の研修では、教材研究から授業実践まで教科指導の基礎、子供や保護者との人間関係づくり、いじめ・不登校への支援の基本、特別な配慮を必要とする児童生徒の理解と具体的支援についての基礎・基本を学びました。
5月26日(月)には、高等・特別支援学校講師を対象に、同様の研修を実施します。
研修の様子
中堅栄養教諭資質向上研修Ⅰを開講しました
4月30日(水)に中堅栄養教諭資質向上研修Ⅰを開講しました。
この研修は、栄養教諭が専門的な知識・技能の識見を深め、実践的な指導力や資質の向上を図り、能動的に学び続ける意欲を高めることを目的とした「悉皆研修」です。
今回の研修では、大学教授等を講師に招き、食育の推進、食物アレルギーへの対応や栄養・食生活についての個別的な相談指導についての専門的な理解を深めました。
研修の様子
【悉皆研修とは】
教職員の資質能力の向上を目的として、キャリアステージに応じて行う継続的な研修です。本研修を皮切りに、5月には多くの悉皆研修を開講します。
千葉県総合教育センターは、校種・職種やキャリアステージに応じて、充実した研修となるように努めてまいります。
令和7年度長期研修開講式を実施しました
4月3日(木)に令和7年度長期研修開講式を実施しました。
長期研修は、現職の教員が大学・教育関係機関や企業等で「学校教育実践上の諸課題について」1年間調査研究等を行う研修です。
開講式では、長期研修生59名を代表して、匝瑳市立野田小学校 秋山雅史 教諭から、「教育実践の担い手として、学習指導要領をはじめ、国や県から示された指針をしっかりと受け止め、その使命と責任を十分に自覚し、長期研修に臨む決意です。」と誓いの言葉がありました。
千葉県教育のさらなる発展を目指し、長期研修生にとって充実した1年間の研修となるように、千葉県総合教育センター及び千葉県子どもと親のサポートセンターは、総力をあげてバックアップします。
長期研修生代表宣誓 研修の様子
令和7年2月7日(金)、第2回千葉県総合教育センター懇談会が開催されました。
センター懇談会は、センター事業の外部評価として位置付けており、いただいた御意見等を次年度事業の効率的・効果的な運営に反映させています。委員は、教育、学術、産業、勤労等、各界の学識経験のある方にお願いしています。
本日の第2回懇談会では、1年間の総括として、今年度の各部課の事業取組とその達成状況について説明し、委員から以下のような御質問や御意見をいただきました。
これらの御意見を次年度のセンター事業の運営に生かしてまいります。
・eラーニング研修における動画視聴の失念の現状について
・ICT関係研修における対象受講者のスキルについて
・各調査研究の学校現場での活用や効果の追跡について
・令和7年度全国学力・学習状況調査の分析方法について
・「出前あすなろ塾」、「出前中堅教員サポート塾」、「ちば!教職たまごプロジ
ェクト」の募集状況と総合評価について
・「千の葉の先生養成塾」の募集状況、関係機関との連携、アンケート結果について
・千葉県児童生徒・教職員科学作品展と高等学校理数教育との連携について
・「科学技術教育」のWeb配信について
・「全国教員研修プラットフォームPlant(プラント)」の研修履歴について
・特別支援教育部の調査研究の活用としての伝達講習の実施状況と成果について
・特別支援教育部主催研修の受講者、次年度の研修について
・幼児教育アドバイザーの今年度の派遣状況と今後について
・大学、民間企業との連携について
・研修形態や講師対象研修について
・千葉教育について
〔次第〕
1 開 会
2 所長挨拶
3 懇談会出席者紹介
4 説明及び協議〔進行:議長〕
5 連 絡
6 閉 会
休日開放事業/教育講演会
令和6年11月30日(土)に、教育関係者及び一般の方を対象として、休日開放事業/教育講演会が行われました。講演の内容は、以下のとおりです。
・講演「一人一人が輝く共生社会の実現に向けて」
講師:東京女子大学現代教養学部 教授 前川 あさ美 氏
東京女子大学現代教養学部の前川あさ美教授を講師に迎え、多くの県民の皆様に御参加いただき、「特別なニーズのある子ども」の特性とともに、どのように感じ何を思って行動しているのかについて、理解するヒントと関わり方のポイントをお話しいただきました。特に、保護者と学校が連携して子供を支援する重要性が強調され、参加者からも大変好評でした。今後もこのような機会を通じて、共生社会の実現に向けた取組を進めてまいります。
研修の様子
参加者の声の一部を紹介します(原文ママ)。
・「完璧な親をやめよう、ダメな親であることを恐れなくていい」と言ってもらえたことで、気持ちが楽に
なりました。
・様々な立場の方の思いや発言、考え方について詳しく教えてくださり大変勉強になりました。今日の
講演で、自分自身の考え方や見方をより広げていく必要があることについても気付きました。
・良かれと思って何でもかんでもしてあげてはいけないというお話が印象に残りました。こちらがやって
しまった方が早く終わるし、いいだろうと思っても、子どものためにはならないということを感じる
ことができました。
今回、Zoomによるオンライン配信も同時に行ったことで、遠方の方も気軽に参加することができました。
令和6年6月14日(金)、第1回千葉県総合教育センター懇談会が開催されました。
センター懇談会は、センター事業の外部評価として位置付けており、いただいた御意見等を
次年度事業の効率的・効果的な運営に反映させています。
委員は、教育、学術、産業、勤労等、各界の学識経験のある方にお願いしています。
本日の第1回懇談会では、センターの主要事業の目標や具体的な取組について各部班から説明し、
委員から以下のような御質問や御意見をいただきました。
・今年の4月から運用を始めている「全国教員研修プラットフォームPlant(プラント)」について
・幼児教育アドバイザーについて
・出前講座やオーダーメイド研修について
・勤務時間内でのeラーニング研修時間の確保について
・特別支援教育部の教育相談について
〔次第〕
1 開 会
2 所長挨拶
3 懇談会委員紹介
4 所員紹介
5 会長・副会長選出
6 議長挨拶及び進行の説明
7 報告・説明及び協議〔進行:議長〕
8 連 絡
9 閉 会
発達につまずきのある幼児の理解と対応研修
8月20日(火)に発達につまずきのある幼児の理解と対応研修が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。
・講義「発達につまずきのある幼児の理解と対応」
講師:千葉大学教育学部 准教授 真鍋 健 氏
・講話「幼児教育における保護者支援の在り方」
講師:県総合教育センター 幼児教育アドバイザー
・講話・演習「発達段階を踏まえた幼児の言葉によるコミュニケーションの方法や支援の仕方について」
講師:県立東葛の森特別支援学校 主幹教諭
研修の様子
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「主体は子供であることを前提に「私の保育に子どもを乗せる」のではなく、「私の保育を子どもに合わせる」ということを徹底していきたいです。」
・「子どものことを見える部分だけで捉えるのではなく今何を思っているのか言葉に出来ない気持ちを読み取り内言語を育てていきたい。また、支援児の子だけでなく一人一人子どもや保護者と関わる時に今回の実習で学んだことを活かしていきたいと思う。」
障害別特性や発達の理解、幼児との関わり方や保護者支援について、また、言葉やコミュニケーションについての日常の関わり方について、本研修で学んだことを学校現場で生かしていただきたいと思います。
肢体不自由教育の理解と指導研修
8月7日(水)に、肢体不自由教育の理解と指導研修が行われました。講話等の内容は、以下のとおりです。
・講話「肢体不自由のある子の理解と指導について」
講師:県立特別支援学校教諭
・講話・演習「肢体不自由のある子の身体の指導と姿勢保持について」
講師:千葉県千葉リハビリテーションセンター
理学療法士 菊池 佑維 氏 伊藤 薫 氏
研修の様子
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「肢体不自由の中でも、疾患それぞれの緊張の入り方やその緊張へのアプローチのやり方などがよく分かりました。筋ジストロフィーの児童生徒の実際の話の中で「教育は、将来のために行うところもあるが、筋ジスの子供たちとかかわるときは『今』をどう生きるか、ということを考えることも重要になる」と先生がおっしゃられていたことがとても心に響き、今後の指導や接し方などを見直していきたい。」
・「肢体不自由の定義から細かく教えていただき、身体の仕組みや実例をわかりやすく画像や動画で説明していただくことで、とてもわかりやすく理解できました。体育館でのストレッチや補助の仕方の実践もわかりやすく、すぐにやりたくなりました。ありがとうございました。」
・「実技演習の時間では、他校の先生と話すことができ勉強なりました。自分の学校だけでなく、異校種の先生方と話市、情報共有することで、今後の生徒の支援の仕方について参考になると感じました。」
・「普通高校で肢体不自由の生徒の担任を初めて持ち、障害についてはよくわかっていなかったのですが、これまで断片的に聞いていた知識が整理されました。特に医療的な話は聞く機会がなかったので、とても良かったです。」
午前は動画やアプリケーションを見たり演習を交えたりしながら肢体不自由の定義や障害特性等を学び、午後は2人組で安全な身体介助の演習を行いました。先生の身体介助の実演には感嘆の声が上がっていました。
視覚障害教育研修
8月2日(金)に、視覚障害教育の理解と指導研修-見えない・見えにくい子の指導の実際-が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。
・講義「視覚障害のある子の理解と教育」
講師:筑波大学人間系 准教授 小林 秀之 氏
・講話「視覚障害の特性に応じたICT教育及び支援技術の活用に関する考え方と基本指導について」
講師:国立視覚特別支援学校 主幹教諭
・講話「視覚障害のある子に配慮した指導の実際」
講師:東京都立小学校 主任教諭2名(弱視学級担当)
研修の様子
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「視覚に障害があるといっても、それぞれ見えにくさや見え方は異なり、弱視の子は見えているといっても積極的に自分から情報を得ようとしたり、学習の仕方等は工夫して行う必要があるということを改めて知りました。たくさんの経験ができるように、子どもの実態を把握しながら、安心して学習できる環境や意欲を育てていきたいと思いました。」
・「通常学級の担任です。弱視の児童が在籍していたことがあるにもかかわらず、その見え方や困っていること等が理解できていなかったのを痛感しました。特に視力検査のランドルト環を用いての説明は大変わかりやすく、衝撃でした。低学年では、本人は生まれた時からその見え方なので疑問に感じていないことが多く、保護者との連携(医療機関からどのような説明を受けているか)、他の教員との共通理解が必要であることを再確認しました。最後の弱視通級教室の先生方による実践は特に、現場で参考にできることが多くありました。カッターナイフの指導は弱視児童ではなくても必要な手順であり、9月以降参考にしていきたいところです。ありがとうございました。」
研修では、視覚障害教育に関する学習指導要領の解説や弱視児童・生徒に対するICTの利活用をした実践の紹介や小学校の弱視学級での具体的な指導・支援について講話、演習を行いました。
受講生には、この研修で学んだことを県内の視覚障害を有する幼児児童生徒への指導・支援に結びつけてほしいと思います。
教育委員による視察
7月31日(水)、岡本教育長職務代理者、貞廣委員、花岡委員、永沢委員、櫻井委員の5名の教育委員の皆さんが、当センターの施設設備や初任者研修、ipad授業動画活用研修などの研修の状況について、視察されました。
アセスメント研修1
8月2日(金)に、アセスメント研修1-発達障害のある子の検査結果(WISC-Ⅳ)を踏まえた支援、事例から実践に生かす(初級)-が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。
・講義「発達障害のある子への支援~検査結果(WISC-Ⅳ)の基礎的な読み取りや保護者への支援について~」
講師:星槎大学 教授 岩澤 一美 氏
・講話・演習「実際の事例を加工した架空事例による事例検討」
講師:千葉県こども病院 心理判定員 敦賀 壮太 氏
研修の様子
研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)
・「グループ協議の時間でいろいろな先生方のお話や考えをお聞きできて良かったです。自分の勉強不足を感じこれから頑張ろうと思いました。」
・「岩澤先生の事例をお伺いして、今通級に通っている子どもたちと共通する内容が多くありました。子どもたちの思いを大事に、安心して話せる相手になっていきたいと思いました。午後の演習では、他市の先生方と事例検討を話し合い、学ぶことがたくさんありました。各市の状況も情報交換できて、視野を広く持って支援について話し合うことができました。ありがとうございました。」
・「WISC-IVの解釈の仕方がわかりやすく、とても勉強になりました。強みになる部分と弱いところをどう見取り、どう支援していくか今後活かしていきたいと思いました。」
WISC-Ⅳの指標のプロフィールパターンによる解釈では、講師の先生が認知特性から生じる学習の困難例、支援例を示していただきました。これらのパターンを参考にすることで、子供たちの支援方法などのヒントにつながると思います。
特別支援教育相談研修2
7月31日(水)に、特別支援教育相談研修2-合理的配慮の充実と連携の進め方について-が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。
・講義「発達障害の子の困難さと合理的配慮について理解を深め、学習の力を伸ばす方法」
講師:千葉大学教育学部 准教授 宮寺 千恵 氏
・講話「実際の事例を加工した架空事例による事例検討」
講師:民間相談室相談員 兼 スクールカウンセラー 髙野 里絵 氏
研修の様子
研修後の、受講生の声です。(以下、原文ママ)
・「合理的配慮という言葉は知っていたがどういう点に気をつけたらいいか不安だったので、今回の研修で少しわかったように思う。」
・「他校の先生方と話すことで他校できていることや事例をみたときにポイントとして特に注視する面がわかり、勉強になった。」
・「高校入試・大学などの入試の概要や、合理的配慮の事例について知ることができました。」
今年度から事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化され、社会全体で合理的配慮を考えるようになりました。本研修の内容をもとに、先生方には学校と子供たちや保護者をつなぐ架け橋になっていただけたらと思います。
知的障害教育におけるカリキュラム・マネジメント研修
7月22日(月)、23日(火)に、知的障害教育におけるカリキュラム・マネジメント研修‐学習指導要領を根拠とした実態把握から学習評価、授業改善までの手続き-が行われました。講話等の内容は、以下のとおりです。
・講義「知的障害教育における教育課程及び学習評価からの授業改善」
講師:筑波大学人間系障害科学域 教授 米田 宏樹 氏
・講話「お助けツール」の使い方
講師:県総合教育センター所員
・講話「お助けツール」の活用と授業の実際
講師:県立特別支援学校教諭
・演習「知的障害教育における指導目標と指導内容の設定-「お助けツール」の作成を通して-」の使い方 」
講師:県立特別支援学校教諭
・講話「授業改善アシスト」の使い方
講師:県総合教育センター所員
・講話「授業改善アシスト」の活用と授業の実際
講師:県立特別支援学校教諭
・演習 知的障害教育における学習評価からの授業改善-「授業改善アシスト」の作成を通して-
講師:県立特別支援学校教諭
・講話 知的障害教育におけるカリキュラム・マネジメント-「お助けツール」と「授業改善アシスト」の活用について-
講師:県総合教育センター所員
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「他校の先生方と授業改善ツールについて協議する中で、いろいろな考え方を知ることができ、大変学びになった」
・「実際に操作をすることで、使い方について感じることができて良かった」
・「学習指導要領に基づいて授業を組み立てていくプロセスがよく分かりました。実践例から、具体的な活用方法が分かりました。授業づくりのポイントを周知できたらいいです」
研修で使用した「授業改善アシスト」や「知的障害教育課程のお助けツール-実態把握から学習評価まで-」は、こちらからダウンロードすることができます。ぜひ御活用ください。
教科書展示について
当センターを会場として、6月14日(金)から7月3日(水)の期間、教科書展示会を実施しましたが、引き続き千葉中央教科書センターとして、現行教科書並びに令和7年度使用予定教科書を閲覧することができます。
場所はセンター本館1階カリキュラムサポート室で、平日の9:00から16:45までの時間、閲覧可能となっています。ぜひご活用ください。
休日開放事業「知りたい・学びたい発達障害」土曜塾
令和6年6月8日(土)に、教育関係者及び一般の方を対象として、休日開放事業「知りたい・学びたい発達障害」土曜塾が行われました。講演の内容は以下のとおりです。
・講演「発達障害の子どもとインターネットやゲームの世界-子どもたちはインターネットやゲームの世界で
何をしているんだろう?-」
講師:医療法人 仁誠会 大湫病院 児童精神科医 関 正樹 氏
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「ASDやADHDの特性とゲームとの関係性についてのお話は、私にとっては新しい視点であり、新鮮に感じました」
・「インターネットやゲームの世界は発達障害の子どもたちにとって、居場所や大切なつながりの場であることが分かりました」
・「相談しやすい大人になるよう心がけたいと思った」
関先生は、岐阜県東濃地方の地域の児童精神科医として、発達障害や不登校の子どもの診療にあたるとともに、地域における発達障害の啓発活動や保護者の座談会などに出席し、家族支援を行っておられます。発達障害とゲームとの関係や家庭等でどのように対応していくのか、分かりやすくお話しいただきました。
関東地区教育研究所連盟第1回委員会・総会・研究協議会千葉大会が行われました。
5月9日(木)、10日(金)の2日間の日程で関東地区教育研究所連盟第1回委員会・総会・研究協議会が本センターを会場として行われました。
関東地区教育研究所連盟は群馬、栃木、茨城、東京、千葉、神奈川、山梨、新潟、静岡、長野の各県の教育研究所、またはこれに準ずる機関が相互の連携を密にし、教育の振興を図る目的で組織されております。(規約参照)
5年ぶりの集合開催でしたが、特設WEBサイトを活用した運営やchromebookを活用した研究協議などこれまでとは違う運営方法も取り入れて行いました。
また、来賓として
千葉県教育委員会 教育長 冨塚 昌子 様
国立教育政策研究所 所長 瀧本 寛 様
講師として
国立教育政策研究所 総括研究官 福本 徹 様
をお招きしました。
冨塚 教育長 様 瀧本 寛 様
1日目 の 様子
・基調講演 「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の姿」を実現するための取組について
講師 千葉大学 副学長 教育学部教授 貞廣 斎子 様
・教育センター(教育研究所)からの報告
千葉市教育センター 様
「資質・能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントはどうあるべきか」
茨城県教育研修センター 様
「児童生徒の協働的な学びの質を高めるICT活用の在り方」
2日目の様子
・研究協議
・閉会行事
次回は11月に相模原市を会場で行います。
特設HP
参加者の声
・他の自治体が実情に応じて様々な取組をしており、その中からたくさんのヒントをいただきました。
本市の課題解決の糸口になり得るかもしれません。
・他の機関と情報交換ができるため、とても充実した時間でした。
Googleスライドを使った話合いもとても良かったです。
・各地区の取組を情報共有でき、大変充実した時間となった。
こういう交流を中心とした協議会が理想であると感じた。協議では、新たな教師の学びの姿を実現させるための
様々な取組が共有された。やはり、研修体系を見直すことが求められていることが分かった。
・各地区から報告された工夫した取組を参考に、今後の本県の研修を見直していきたい。
様々な気づき、共有がされた有意義な会とすることができました。
次回は相模原市を会場に研究発表大会を予定しています。
休日開放事業/教育講演会「発達障害の子とハッピーに暮らすヒント」
・講演「発達障害の子とハッピーに暮らすヒント」
講師の堀内さんは、発達障害のある4人のお子さんを育てられた方です。講演では、悪戦苦闘の子育ての中から生み出された知恵や工夫をたくさんお話しされました。御苦労もあったと思いますが、それを感じさせないパワフル且つユーモア溢れる話しっぷりで、子育ての明るさや幸福感が伝わってくる内容でした。
参加者の声の一部を紹介します(原文ママ)。
・実体験を交えたお話が勉強になりました。教員の思いや願いが子どもに伝わるんだという言葉が印象に残りました。週明けから思いを新たに仕事に取り組めそうです。
・自分の子も発達障害で、先生のお子様方とのエピソードは共感できることだらけでした。特に、「自分で選択させる」「可能性のあることは事前に伝えておくと許容できることが多い」という点は、我が家でも常に意識していることです。お子様方とハッピーに過ごされている先生も自分と同じやり方をされてきたとわかり、嬉しく感じました。
・堀内さんのパワフルな生き方や考え方に感銘を受けました。
今回、Zoomによるオンライン配信も同時に行ったことで、遠方の方も参加することができました。