ブログ

センターだより

発達障害のある子の指導研修2

 7月28日(金)に、発達障害のある子の指導研修2―姿勢の保持が苦手・じっとしていられない・不器用さのある子の指導―1組が行われました。講話等の内容は、以下のとおりです。

・講話・演習「感覚統合の視点から見た困難さの理解」

・講話・演習「運動能力・操作機能を育てる指導のアイデア」

 講師:横浜市北部地域療育センター 作業療法士  松本 政悦 氏

     
研修の様子

研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)

・「自分の担当の子供の様子を思い浮かべながら、お話を聞いたので、どんな手立てをしていくとよいかを考えることができました。」

・「座学で学び、実技で学んだことで、頭だけで理解してたものを体感することで、より学びが深くなった。」

「感覚統合の考え方での意識下の機能というお話が大変勉強になりました。担当している児童への理解につながったと思います。」


 講師からは、様々な事例を通して感覚統合の視点を学び、午後からは、受講生同士でのグループ演習を行いました。本研修で学んだことを、所属先で生かしていただけると幸いです。

発達障害のある子の指導研修4―通常の学級等における支援の工夫―

 7月28日(金)に、発達障害のある子の指導研修4―通常の学級等における支援の工夫―が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。

・講義「通常の学級における多様な教育的ニーズのある子への支援」

 講師:独立行政法人国立特別支援教育総合研究所  総括研究員 井上 秀和 氏

・講話「通常の学級におけるユニバーサルデザインの視点を取り入れた授業づくりや学級づくりの実際」

 講師:習志野市総合教育センター 指導主事

 

・講話「高等学校における教育的支援を必要とする生徒への支援の工夫の実際」                  講師:県立高等学校教諭

     
研修の様子

研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)

「困っている子に対する支援ではなく、すべての子どもにわかりやすく、過ごしやすい環境を作ることが担任の使命だと感じました。周囲のサポートや関わりも大切ですが、子ども自身ともっと向き合って一緒に考え、学んでいけるよう頑張ります。」

・「具体的な指導内容を教えていただき、実践してみたいものがたくさんありました。」

「実際の現場の経験を生かした講義内容でわかりやすく、すぐに取り入れられるものが多かった。また、現状について知ることができ、知識が広がった。」


午前中は、合理的配慮や基礎的な環境整備の大切さ、午後は、効果のあった学用品や具体的な支援、また高等学校における通級による指導について学びました。本研修で学んだことが「困っている子」への支援の一助となれば幸いです。




あすなろ塾(神崎町6/5、市原市6/8)

出前あすなろ塾

 神崎町と市原市で出前あすなろ塾を開催いたしました。神崎町では20名の先生方に、市原市では新型コロナ感染に係る行動等制限後の初再開となる「理科実験・観察基礎研修」に8名の先生方が参加していただけました。当日は講話に加え、今までの実践を紹介し合ったり、悩みを共有し合ったりすることで、考えを広げ深める研修となりました。参加者の皆さんは、今後の学級・授業づくりに向けて熱心に取り組んでいました。

〇神崎町
・期   日  令和5年6月5日(月)
・研修テーマ1 を育てる
・研修テーマ2 生徒指導の機能を生かした分かる授業づくり

   
 

・受講生の声
 今回の研修は役立つことばかりでした。分かっていると思っていたことも改めて確認してみると、自信をもってできているとは言えないことばかりでした。今後更に意識して行っていきたいと思います。

 授業や生徒指導、生徒が主体的に考え、行動できるように意識を促すことに生かしていきたいです。

 現在行っている指導を、長期短期という視座で見直し、その意義を再考していきたいと思います。


〇市原市

・期    日  令和5年6月8日(木)
・研    修  理科実験・観察基礎研修
   
  
・受講生の声
 子供たちの体験の内容だけでなく危機管理をさらに改善し初めて知ることも多く、とても勉強になりました。
子供の気持ちになり、ワクワクしながら参加できました。貴重な時間をありがとうございました。
 ある程度の経験年数になると、改めて授業について研修を受ける場がなかったため、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

出前中堅サポート塾2(四街道市&銚子市 6/7)

出前中堅サポート塾

 
四街道市と銚子市で出前中堅サポート塾を開催いたしました。6月7日、四街道市では16名の先生方に、同日、銚子市では17名の先生方に参加していただけました。
 当日は講話と様々な演習を通して、グループワークによる意見交換を行い、普段の実践について振り返るとともに、今後の見通しをもつなど、参加者の皆さんは熱心に取り組んでいました。

〇四街道市
・期   日  令和5年6月7日(水)
・研修テーマ  全国学力・学習状況調査について
  
・受講生の声
 
学校によって先生方の価値観が大きく違い参考になりました。自分たちの当たり前が当たり前ではないことが分かりました。しかし、基本的には先生方は、あれもこれもになりがちだが気を付けないといけないと感じました。
 
他校の教務主任の先生方と交流し、新しいアイディアをもらえたことは、とてもありがたかったです。紙面の説明ではなかなか分からないところを研修で知ることができ、勉強になりました。
 学校に戻り、働き方改革が授業実践のベースとなり、結果的に学力向上を達成できることを周知させたいと感じました。その為のリーダーシップを発揮していきたいと思います。 

〇銚子市

・期    日  令和5年6月7日(水)
・研修テーマ1  資質・能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントについて
・研修テーマ2  思考ツールとその活用法について
  
・受講生の声
 
特に心に残ったのはカリキュラム・マネジメントの講話の「つながりを大事にする」ということです。本校でもつながりを意識せず行っていることがあるので今日の研修を明日からの教育活動に生かしたいです。
 カリキュラム・マネジメントがどういうものかよく分かりました。様々なレベルや視点で取り組んでいくことが大切だと分かりました。明日から実践してみたいと思える内容でした。
 
普段当たり前にやっていることをブラッシュアップしていくことが大切なんだと感じました。そのためにも、思考ツールなど使いながら情報を整理し、反省等を指導にいかしていけるように、自分自身も思考ツールに慣れていくことが必要だと思いました。

出前中堅サポート塾1(神崎町6/1、我孫子市6/2)

出前中堅サポート塾
 
 神崎町では、6月1日に「全国学力・学習状況調査について」と「資質・能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントについて」、我孫子市では、6月2日に「校内研究(研修)の進め方について」と「思考ツールとその活用について」の出前中堅教員サポート塾を開催しました。

 当日は講話に加え、様々な演習を通して、受講者それぞれの意見交換を行い、実践について振り返るとともに今後の見通しをもつなど、参加者の皆さんは熱心に取り組んでいました。


〇神崎町
・期   日  令和5年6月1日(木)
・研修テーマ1 全国学力・学習状況調査について
・研修テーマ2 資質・能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントについて
 
   

・受講生の声
 
日常の業務の中でなかなか研修する機会や時間がないため、新しいことをいろんな角度から学べる充実した時間になりました。分かりやすい資料で、知識の再確認と本校の課題解決の糸口となりました。
 
カリマネの研修は初めてで難しいイメージがありましたが、その難しいが外れた1時間でした。10年後に子供たちがたくましく生きていけるよう、校内でチームとなり、取り組んでいきたいと思います。
 ピラミッドチャートでの話し合いが参考になりました。短時間であれだけ考えを交流できるということが分かったので、毎学期行っている経営反省をあのスタイルでできたらいいなと思いました。

 
〇我孫子市

・期    日  令和5年6月2日(金)
・研修テーマ1 校内研究(研修)の進め方について
・研修テーマ2 思考ツールとその活用について

   
  
・受講生の声
 
初めての研究主任ですので、具体的にどう動くかを考える手立てのヒントをもらえました。管理職の先生と相談しながら、先生方の更なる研鑽の支援をしていきたいです。
 全教員で研修を行う難しさを感じていますが、時短の工夫をしながら一部の職員だけでなく、みんなで主体的に研修に取り組む工夫をしていきたいです。思考ツールは、学校行事、授業で活用したいと思います。
 対話的で協働的な活動の有用性を感じたので、やはり児童の活動も対話的・協働的な形式をとっていきたいとさらに感じました。実践で役立ちそうな内容で有意義な時間でした。 

休日開放事業「知りたい・学びたい発達障害」土曜塾

 6月10日(土)、教育関係者及び一般の方を対象として、休日開放事業「知りたい・学びたい発達障害」土曜塾が、以下の内容で行われました。

・「発達障害のある人の就労支援及び定着支援―学齢期のライフスキル獲得から青年期・成人期の職業スキル獲得までの支援―」    講師:早稲田大学 教育・総合科学学術院 教育心理学専修  教授 梅永 雄二 氏

    

講演の様子

講演後の、参加者の声です。(以下、原文ママ)

・「人に頼るスキル援助要求が身につくように、頼られる身近な大人の一人として子供の成長に寄り添っていきたいと思いました。」

・「『できない』『直す』などのネガティブな捉え方ではなく『どうすればできるようになるか』『できることを見つけていく』などポジティブで前向きな捉え方がたくさんあり、自分自身の大きな気付きになりました。」

・「長期的な視点をもったライフスキルを高めていけるような支援、指導の大切さについて考える機会となり、大変勉強になりました。」


 発達障害のある方の就労支援及び定着支援について、長期的かつ多角的な視点から考える一助となれば幸いです。

 

 なお、11月25日(土)には、休日開放事業 教育講演会「一人一人が輝く共生社会の形成に向けて」において、「発達障害の子とハッピーに暮らすヒント」という題で講演を行う予定です。詳細はこちらを御覧ください。

休日開放事業/教育講演会

 11月26日(土)、教育関係者及び一般の方を対象として、休日開放事業/教育講演会「地域共生社会を目指して」が、以下の内容で行われました。

・「地域共生社会を目指して」  講師:手話コーディネーター/演劇人 妹尾 映美子 氏
          
講演の様子

講演後の、参加者の声です。(以下、原文ママ)

・「健常者と障害者共に話し合って創りあげる『共生社会』が成功につながることを再認識することができ、今後の取り組み方について考える機会となりました。

・「妹尾先生が手話を通して人を支えている姿を知れて感動しました。」
・「手話通訳は、普段の生活の中では、なかなかお目にかかることがないので、大変貴重な時間となりました。」

 講演では、妹尾さんが関わってこられた「ろう演劇」の仕事や映画の撮影現場における障害者サポートの紹介から始まり、健常者と障害者が共に支え合って暮らすにはどうすればよいかを手話や身振りを交えてダイナミックに語っていただきました。参加者にとって、共生社会の在り方を実感できる機会となりました。

第1回 学生のための教師未来塾

第1回 学生のための教師未来塾

 千葉県総合教育センターにて、第1回 学生のための教師未来塾を行いました。未来の教師を目指す90名の受講生が集まり、積極的に演習に取組み充実した研修となりました。

・期   日  令和4年10月23日(日)
・研修テーマ1 「教員の仕事について」
           講師:千葉県教育庁教育振興部教職員課 俵 大樹 管理主事 
・研修テーマ2 「子供たちの『かけがえのない命』を守るために
            ー 『学校安全の手引』の活用について ー 」
           講師:千葉県教育庁教育振興部児童生徒安全課 田中 福太郎 指導主事
・研修テーマ3 「今、教師に求められているもの
           講師:千葉県総合教育センター 鈴木 賢一 主席研究指導主事 
  
研修の様子

・受講生の声

「教員になったら、どのようなことがしたいのか具体的に考えました。今後、教員になりたいという気持ちの向上につながりました。」

「自身が教員になった際、現場で生かせるように、あらためて学んだことを振り返り、自分なりの答えを見つけ、同じ教員を目指す仲間と高め合っていきたいと思います。」

「安全教育の知識や教師として大切な価値観を学ぶことができたので、さらに、それらを深めていきたいと感じました。」

「学校安全の講話では、実際に教員になった際、必要な内容を知ることができました。今日学んだことを活用できるよう、資料等に目を通しておきたいと思いました。」

「自分がなりたい教師像と国や県、地域や家庭、生徒が求めている教師像を学んだため、それに向かって努力をしていきたいです。」

「『なりたい教員像』と『求められる教員像』について考え、そのギャップを埋め、求められる人材になるためにどのように行動すればよいか、日々考えたいと思います。」

第3回 中堅教員サポート塾

 千葉県総合教育センターにて、第3回 中堅教員サポート塾を行いました。小学校9名、中学校3名、高等学校2名、特別支援学校2名の計16名の先生方が参加しました。様々な校種の先生方が集まり、やる気あふれる研修会となりました。


・期   日  令和4年10月22日(土)
・研修テーマ1 「全国学力・学習状況調査について(結果分析と手引きの活用)」
           講師:千葉県総合教育センター 峯 浩之 研究指導主事・矢部 やよい 研究指導主事 
・研修テーマ2 「校内研究(研修)の進め方について」
           講師:千葉県総合教育センター 竹政 崇典 研究指導主事 
  
研修の様子

・受講生の声
「全国学力・学習状況調査の分析では、教科横断的なテーマが問題から読み取っていけることを学べたので、自分の担当教科だけでなく、他教科にも目を向けて活用していきたい。」
「全国学力・学習状況調査の活用では、授業づくりや学力向上に生かせる分析、活用が図れるよう、研究主任の先生とさらに話をしていきたいと思った。」
「高校生の学力低下も問題となっているので、今回の学力調査の話を参考に学力向上を図りたい。」
「限られた時間の中で効果的で効率的な研修を行なっていけるよう、さまざまなツールを活用していきたい。」
「小、中学校で行われている校内研究はとても重要なものだと感じた。高校ではテーマを決めて研究することはあまりしないが、研究授業などを行い、相互に授業参観をすることは大切だと感じた。」
「校内研究(研修)の進め方では、よりよい研究となるために、研究のもち方の工夫をしていきたいと思った。短い時間でも効果的なものとなるように考えていきたい。」

第3回 若い教師のためのあすなろ塾

 過ごしやすい季節にもなり、第3回「若い教師のためのあすなろ塾」が予定通り開催され、29名の先生方が参加しました。今回も土曜日の午後からの半日で「主体的・対話的で深い学びの授業づくり」と「主体的・対話的で深い学びを実現するための教材研究と問い」のテーマで、授業づくりから実践方法までを研修しました。


・期   日  令和4年10月22日(土)
・研修テーマ1 「主体的・対話的で深い学びの授業づくり」
           講師:千葉県総合教育センター 橋本 淳 研究指導主事 
・研修テーマ2 「主体的・対話的で深い学びを実現するための教材研究と問い」
           講師:千葉県総合教育センター 串田  篤典 研究指導主事

 
研修の様子

・受講生の声
今まで「深い学び」とはどういうことなのか、はっきりしていない部分がありましたが、教師がどんどん問いを投げかけ、すっきり!なるほど!と子供が思えるようにするところで腑に落ちた気がします。」
「まずは「授業の振り返りの時間をきちんととること」、「最終活動を早い段階で提示して見通しを持たせること」など、普段の授業で疎かになりそうなことを意識して改善していきます。」