センターだより
特別支援学校教諭等初任者研修(第12回校外研修)を行いました
10月21日(火)に特別支援学校教諭等初任者研修(第12回校外研修)を実施しました。
今回の研修は、道徳教育の基本的な考え方と指導の実際及び児童生徒理解の在り方や関係づくりの具体を学ぶとともに、メンタルヘルスやセルフケアについて理解し、実践に生かすことを目的としています。
特別支援学校における道徳教育の実践(講師:ミドルリーダーとして活躍する教員)、いじめの対応や不登校支援を含む教育相談の基本(講師:子どもと親のサポートセンター指導主事)、教員のメンタルヘルス(講師:保健体育課指導主事)について学びました。
また、認知行動療法のエクササイズを行い、メンタルヘルスと働き方についての理解を深めました。
研修の様子
所員研修(第3回)を実施しました。
千葉県総合教育センターでは、所員一人一人の資質・能力の向上やスキルアップを図り、効率的かつ効果的に職務を遂行することを目的として、年間を通して所員研修に取り組んでいます。
第3回所員研修では、所長講話、不祥事根絶研修、不祥事防止プロジェクトチームからの報告に加え、デジタル推進課スマート県庁推進班から講師を迎え、職場におけるペーパーレス化の推進について学びました。
所員が担当する講話や報告は、メディア棟にあるスタジオからカメラなどのICT機器を用いてオンラインで配信しました。ブレイクアウトルームを活用した対話も行い、他部班との情報交換や意見交流を通して考えを広げ、深めることができました。
参加した所員からは、次のような感想が寄せられました。
・Zoomを活用した研修形式がよかった。ブレイクアウトルームでの対話により、他部班との情報交換だけでなく、自分の考えを整理する機会にもなった。
・スタジオからの配信という新たな取組のおかげで、新鮮な気持ちで研修を受けることができた。
・先生方が子供たちのために笑顔で自信をもって向き合えるよう支援することがセンターの役割であり、そのための研修を企画・運営する意義を再確認できた。
・不祥事はいつ起きてもおかしくない。日頃からの習慣づけと、チームとしての連携の大切さを感じた。
・所内の印刷枚数が想像より多く驚いた。他部班の状況も知ることができ、ペーパーレス化の具体的な取組を考えるきっかけになった。
今後も、「チーム総セ」として一丸となり、所員研修を通してより良いセンター運営を目指していきます。
中堅養護教諭資質向上研修Ⅰ(第4回校外研修)を行いました
10月16日(木)に中堅養護教諭資質向上研修Ⅰ(第4回校外研修)を行いました。
この研修は、学校保健及び学校教育全般について見識を深め、養護教諭としての実践力の向上を図るとともに、ミドルリーダーとしての自覚と資質能力の向上を図ることを目的とした悉皆研修です。
今回の研修では、大学教授、児童家庭課、児童生徒安全課及び子どもと親のサポートセンターの指導主事等を講師に招き、子供をとりまく問題(「チーム学校」の視点から)、不登校児童生徒の支援の実際、児童虐待の現状と対応、合理的配慮の視点を含む個に応じた手立てと支援、いじめ問題等への対応についての理解を深めました。
研修の様子
日本パラリンピック委員会委員長 河合 純一氏がスポーツ庁長官に御就任されました。
10月1日付けで、3代目スポーツ庁長官に公益財団法人日本パラスポーツ協会常務理事、日本パラリンピック委員会委員長 河合 純一氏が就任されました。パラリンピアンの就任は初めてです。
河合氏には、昨年度の「千葉教育梅号」の「提言」で、御執筆いただいています。ぜひ、読み返していただけると幸いです。
小学校教諭等初任者研修(第11回校外研修)を行っています
10月1日(水)、15日(水)、11月5日(水)の3日間に分けて、小学校教諭等初任者研修(第11回校外研修)を実施しています。
今回の研修は、情報教育についての理解を深め、ICTを活用した具体的な実践方法を学ぶことを目的としています。
教育事務所の指導主事を講師に招き、実践例を中心に学力向上を目指したICTの効果的な活用を学んだり、当センター情報活用支援班の所員から、情報モラル教育の在り方、ICTを活用した校務の効率化等について学んだりしました。
研修の様子
県内各地で中学校教諭等初任者研修「農業・工業関係高等学校体験」を行いました
9月30日(火)、10月7日(火)の2日間、県内各地の県立高等学校18校を会場に、中学校の初任者を対象とした「農業・工業関係高等学校体験」を実施しました。
今回の研修は、農業・工業関係高等学校等における体験研修を通して、その概要を理解し、進路指導の充実に生かすことを目的としています。
会場校の職員が講師となり、授業見学、農業実習、食品加工実習及び工業実習等を通して、各科の概要や特色について理解しました。
研修の様子
千葉教育 萩号 発行しました!
令和7年度第2号となる萩号を9月29日に発行しました。
本号の特集テーマは、「授業づくりを考える」です。
県教育庁教育振興部学習指導課学力向上推進室による「千葉の学力向上施策等について」の記事の他、授業づくりコーディネーターや各部会で活躍されている先生方に授業で心がけていることをご紹介いただきました。
千葉教育は、千葉県総合教育センターのHPからも閲覧、ダウンロードできます。どうぞご活用ください。
千葉大学の学生が来訪しました。
千葉大学の学生の皆さんが、「学校等体験バスツアー」の一環として総合教育センターを訪れました。
はじめに大ホールにて、総合教育センターが果たしている教育研修や支援機能について説明を受け、教員にとって研修がいかに大切であるかを学びました。その後はメディア教育棟に移動し、実際に機器に触れながら、ICTを活用した教育の可能性を体験しました。
また、カリキュラムサポート室では多彩な資料を手に取り、教員となった後も学び続けられる仕組みを知る機会となりました。科学技術棟では「千葉県児童生徒・教職員科学作品展」の作品搬入の様子を見学し、児童生徒の創意あふれる作品に熱心に見入る姿が印象的でした。
来訪された当日は「令和7年度保健室健康相談研修会」が実施されており、学生の皆さんにも参観していただきました。研修では、養護教諭の先生方が児童生徒の実態を踏まえながら、講師に積極的に質問する様子が見られました。学生の皆さんはそのやりとりを真剣な表情で見学し、現場の先生方が学びを深めていく姿を間近で体感することができました。
本センターでの体験を通じ、学生の皆さんは「学び続ける教員を支える環境」の重要性を実感するとともに、将来に向けた意識を高める一日となりました。
秀明大学の学生が来訪しました。
秀明大学学校教師学部の学生の皆さんが、「ふるさとの教育研究」の一環として、総合教育センターを訪問しました。
大ホールでは、総合教育センターが担う研修の役割や、教育支援について説明を受け、学校教育を支える研修の大切さを学びました。教師一人ひとりが学び続けることが、子どもたちの学びを支える基盤となることを改めて感じることができたのではないかと思います。
続いてメディア教育棟では、最新のICT機器を実際に体験し、教育のデジタル化が進む現状を実感しました。さらにカリキュラムサポート室では、多様な教育資料に触れ、将来教員となった際にも自己研鑽を続けられる環境が整えられていることを知っていただきました。
今回の訪問を通じて、学生の皆さんは「教師となってからも成長し続けることができる研修の場」の意義を学ぶことができ、今後のキャリア形成にとって有意義な機会となりました。
令和7年度「特別支援教育の音楽指導研修」 ―生活を豊かにする授業づくり―
・講義・演習「特別支援教育における音楽指導の在り方」
講師:昭和音楽大学客員教授 伊藤 啓子 氏
県立特別支援学校主幹教諭
・講話・演習「知的障害のある子の音楽の実践」
講師:県立特別支援学校主幹教諭2名
・講話・演習「重度重複障害のある子の音楽の実践」
講師:県立特別支援学校元教諭
〈アンケート自由記述より〉
・「実際に楽器を見せてくださったり、演習の時間を多くとってくださったので、自分のクラスの児童をイメージしながら研修を受けることができました。」
・「演習課題もあり、実践的でとても参考になりました。ぜひ今後の授業に活かしていきたいです。」
・「授業を進めるにあたってのポイントや、個々に応じて対応するための引き出しなど、たくさんの実践を学ぶことができました。資料を繰り返し読み、児童の実態に合わせて授業展開させていただきます。」
午前中は、知的障害児の音楽の授業にかかわる実践事例や自立活動との重なりの部分を講義や演習をとおして理解を深め、基本的なかかわり方や実態に応じた生活を豊かにする音楽の授業づくりの視点について学びました。
午後は、障害の状況に応じた具体的な授業実践の講話を受けながら、体験活動を中心にした演習に参加できました。