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2026年9月の記事一覧

視覚障害教育の理解と指導研修-見えない・見えにくい子の指導の実際-

 8月20日(木)、視覚障害教育の理解と指導研修-見えない・見えにくい子の指導の実際-が行われました。講義・講話内容は以下のとおりです。

・講義「視覚障害のある子の理解と教育」

                    講師:国立特別支援教育総合研究所 主任研究員 沓澤 整治 氏

・講話・演習「弱視通級における指導の実際」

・講話・演習「見えにくさを補うための指導」

                    講師:東京都公立小学校教諭 2名

〇講座の様子

  

 

〇受講後の受講生の声です。

・「講義+体験で、初心者の私には入門編として学ぶことができよかったです。特に単眼鏡の体験は、視野を広げることが出来ました。講師の方々には丁寧にお話いただいたり、質問に答えていただいたりし、感謝します。ありがとうございました。」

・「視覚障害についての理解や弱視通級における指導の実際を聞くことができて、とても参考になった。」

・「視覚の発達について(視力と視知覚それぞれについて)新しく知れたことがあり勉強になった。AIを活用して生活されている社会人の方の情報が参考になった。自立活動では、将来を見据えた活動も取り入れつつ、今は大人と一緒に楽しく歩いたり、いろんな動きを経験しながら内言語を増やしたり、ボディイメージを形成したりしていきたいと思った。」

 

 午前中は、視覚障害についての概論や、視覚器の構造と働き、視機能の発達と評価等を踏まえた弱視児や盲児の指導の基本について学びました。午後は、東京都の弱視通級指導教室の実践を知り、視覚補助具の一つである「単眼鏡」を実際に使用してみると共に、援助依頼につながる自己理解を育むための支援について学びました。視覚障害児は、発生頻度からいえば特別支援教育の対象児の中では少数派です。だからこそ、適切な発達支援や教育的指導について、専門性を高めていただけると幸いです。

知的障害教育の理解と指導研修-性に関する指導の在り方-

 8月19日(水)にZoomを活用し、「知的障害教育の理解と指導研修―性に関する指導の在り方―」が行われました。研修の最後には、Zoomのブレイクアウトルームを活用し、対話、リフレクションも行いました。講義・演習等の内容は以下のとおりです。

・講義「知的障害のある子の性に関する指導についての現状と課題」

                           講師:福岡県立大学 教授 松浦 賢長 氏

・講話・演習「知的障害のある子の性に関する指導について演習を行いながら学ぶ」

                           講師:淑徳大学 非常勤講師 高瀬 初美 氏

                              県立特別支援学校教諭 2名

〇講座の様子

  

〇受講後の受講生の声です。

・「知識習得よりも行動できる力の習得を目指す授業づくりをしていきたい。特に、発達・認知が初期や重度重複の児童生徒に対しての授業について、今回の研修で学んだことを活用して改善を図っていきたい。」

・「どの先生のお話も実践に即した非常に分かりやすい内容でした。性については普段あまり積極的に言語化しないため、子どもたちに分かりやすく説明するためにはどうしたらよいか分からずにいましたが、具体的な説明の仕方やイラストを用いたワークシートの活用方法を知ることができて良かったです。」

・「具体的に他の学校の取り組みが知れてよかったです。」

 

 午前の講義では、学校における性に関する指導の目的や性被害防止の考え方などを学びました。また、性の教育を行うにあたり、学校での授業や日常生活を社会に出るためのシミュレーションの場として整えていくこと、家庭と協力することの必要性について御教授いただきました。

 午後の講話・演習では、生命の安全教育や人との距離感の取り方などの実践例を「ワークシートから始める特別支援教育のための性教育」を活用しながら、御教授いただきました。

 本研修の内容を、自立した社会生活を見据えた系統的な性教育を考えていくための要素として役立てていきます。

ICTを活用した遠隔教育の理解と授業づくり研修-病気療養等により支援が必要な子への対応-

 8月3日(月)、Zoomを活用し、「ICTを活用した遠隔教育の理解と授業づくり研修-病気療養等により支援が必要な子への対応-」が行われました。講義・講話の内容は以下のとおりです。

 

・講義 「支援が必要な子ども等へのICTを活用した遠隔教育」

                                                   講師:関西学院大学 教授 丹羽 登氏

・講話・演習「ICTを活用した遠隔教育における指導の工夫—小学校及び高等学校の実践から-」   

                            講師:教育委員会指導主事

                               公立学校教諭(高等学校)

・講話・演習「ICTを活用した遠隔教育における指導の工夫—特別支援学校の実践から-             

                            講師:公立学校教諭(特別支援学校)

〇受講後の受講生の声です。

・昨年度から遠隔授業を希望する生徒が出て、校内も早急に遠隔授業に対する体制を整える必要があった。今年度はまだ遠隔授業を希望する生徒が出てきていないが、現状を考えると希望する生徒が出てきたときのために環境を整える必要がある。そういった生徒が出てきたときに今回の研修の内容を活用したい。

・知りたかったことを具体的に教えていただけてとても参考になりました。リモート授業の具体例、特に、どのような生徒を対象にするのか、教員の負担や生徒の反応など。「やっぱり対面がいいと思った」という生徒さんの反応は、教員とてとても励みになると感じました。あくまでも「登校に向けて、一つの手段として活用する」という軸をもつことが大切ということを学びました。また、今後保護者参加行事にzoomを取り入れられないかと考えていたため、実際の機材の活用方法やそれぞれの工夫も教えていただき、こちらも大変参考になりました。お忙しい中ご準備くださった先生方、ありがとうございました。

 病気療養等により支援が必要な児童生徒に対するICTを活用した遠隔教育について理解を深めるとともに、実践事例を通して効果的な指導の工夫について学んだ。小学校、高等学校、特別支援学校それぞれの実践から、児童生徒の学びを保障するための遠隔教育の在り方や授業づくりのポイントについて理解を深めることができた。

高等学校における特別支援教育研修②-キャリア教育の支援-

 8月5日(水)、Zoomを活用し、「高等学校における特別支援教育研修②-キャリア教育の支援-」が行われました。講義・講話の内容は以下のとおりです。

・講義「高等学校における特別な教育的ニーズのある生徒への進学・就学へ向けた移行支援の実際」  

                     講師:高松大学発達科学部子ども発達学科 教授 山口 明乙香 氏

・講話・演習「高等特別支援学校におけるキャリア教育の実践」

                     講師:県立特別支援学校教諭

〇受講後の受講生の声です。

・「各教科の授業もキャリア教育の一環であり、振り返りの重要性を再認識しました。また、高校では振り返りが中間、期末テストのみがほとんどです。そのため、振り返りを各教科で充実させるだけでも、将来についてイメージを膨らませることができるヒントが多くあると感じました。」

・「今までキャリア教育は将来働くためのスキル、あるいは将来を展望する力を見につけるものだと思っていました。今回の研修を受け、考えが深まり9月から実践していきたいと思うことがたくさん浮かびました。」

・「進路を具体的に考えるために、それまでどのようなキャリア教育を積み重ねてきたか、この先積み上げて行くか、考え行動する機会を作るというのは、全ての学校種に共通して必要になると感じました。高校だから、にとらわれず、キャリア教育をこれから改訂される学習指導要領と照らし合わせ、目の前の子どもたちが自分から周りとの関係や自分のことを考えられるようになるには、という視点で、考えていきたいと思いました。」

・「山口先生のお話は、大変わかりやすく、興味深い内容でした。こんな少ない中での研修ではもったいなく、本校の職員研修ふくめて職業科や高校のニーズがある先生方に聞いていただきたかったです。」

 

 社会の中で、自分らしくもてる力を発揮して生きていく力を育みたい。そのためには各ステップや発達段階でキャリアの視点からの成長が不可欠となる。自己理解、自己受容、自己決定、援助要請などの力を身に付けるために、幅広い経験と他者へのかかわりをいかに意識して準備できるか。学年や障害の有無によらず、教育に携わる者にとって常に考えていきたいテーマであった。